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KURODAI MANIA 〜クロダイマニア〜

チヌブログ 房総と淡路で紀州釣り

あと3か月

去年の10月14日に子供と芦屋浜にアジのサビキ釣りをしに行きました。
ただ、日曜の昼間で竿を出すスペースがなく、その後、北側の護岸を見に行きました。
そこで竿を出しましたが、確かイマイチの釣果だったと思います。
諦めて帰ろうとしたときです。

バシャバシャ。「ふぅ。」
となりのおじさんが、まさにタモ入れするところでした。
「すごいですね。それって、もしかして、クロダイですか?初めて見ました。」
「せや。チヌや。」
「あ、そうか、チヌって言うんですよね。関西では。」
「今、ウキ下1ヒロぐらいのところまで、一杯湧いて来とるで。」
「1ヒロ?」
「大体、1.5mや。手を広げた長さね。」
「僕でも釣れますかね?」
「兄ちゃん。これとこれとこれがあれば、釣れないこともないと思うよ。」
「分かりました。買ってきます!」
近くのフィッシングマックス南芦屋店で買って、戻ってきました。
往復の車のスピードは、いまだにその道のトラックレコードを持っているのではないかと思います。

「はぁ、はぁ、か・・・買ってきました。」
「兄ちゃん、そんなに焦らんでも。」
「まだ釣れていますか?」
「さっき、7枚目釣ったところ?」
「7枚って。。。7匹ですか?凄い!僕もすぐやります!」
あせって仕掛けを作ります。マックスの店員に言われた通りに仕掛けを作りました。
マキエは、マックスオリジナルのコマセに、挿し餌はオキアミです。
「えい、えい、えい、えーーーーい!」
コマセの乱れ打ちです。打てば打つほど釣れるんだろう!?一杯打ってやる!えーい!ってな感じです。そうしたら、辺り一面、ボラの海と化しました。10月の水温がまだ温かい時期です。まるで養殖場です。水面に浮いたボラの上を別のボラが乗り越えていきます。そして、当時、不思議だったのが、オキアミがなくなることです。

これだけ魚が居て、なんでオキアミが音もなく無くなるの?
「兄ちゃん、これ使いな。おじさん、先に帰るね。」
くれたのは、コーンでした。結局おじさんは、十数枚釣られていました。
私がボラを一か所に集めたので、更に釣りやすかったのではと今では思います。
後で知りましたが芦屋で有名な名人らしいです。

結局、釣れませんでした。
言われた仕掛けで、言われた通りに釣ったのに、向こうは十数枚。私はボーズ。何これ?
悔しかったですが、それ以上に、湧き上がるものがありました。
闘争心です。チヌって、どんなところに住んでいるのか、本当に釣れるのか?
波止の五目釣りは遊び程度でやってきましたが、憧れであり、幻のような存在だったクロダイが、いまそこにいて、釣れない私を笑っているわけです。

それから3週間後の11月4日に同じ場所で初めてのチヌを釣りました。40㎝でした。
私のプロフィールの写真は、その時、嬉しさのあまり、通りすがりのおじさんに撮ってもらったものです。
今考えるとおかしいんですよ。その時のコマセは、ヌカと砂とサナギ粉を混ぜたもので、刺し餌もサナギです。まるでダンゴ釣りですよね。本でかじった知識でやったものだから、ダンゴの配合を見て、コマセでも行けるだろうと想像してやったわけです。当時はエサ取りが多かったので、エサ取りをかわすためにも、集魚力の強い集魚剤を避けるためにそんな配合で釣ったのを覚えています。竿も5.3mあればいいんだろう?と特価で1000円の3号の竿でやっていました。重かったなぁ。まったくメチャクチャな釣り方でしたが、憐れんだチヌの神様が釣らせてくれました。

ゴンっ!!
"あれ、また根掛かりだ・・・。ふぅ。"
ところが、グイグイ引っ張っても外れません。
おかしいな。と思ったら、竿先がグンっと引き込まれました。
"つ・・・釣れてる!"
バシャバシャいって上がってきたチヌを、ホームセンターで売っている小魚取り用
の青網(柄の長さ:1m)ですくいます。
"お願い、バレないで!!"と心の中で願いながら、必死にすくったのを覚えています。
そして、全身をアドレナリンと感動が駆け巡りました。魚を持つ手が震えます。
もう寒くなってきた11月4日の朝マヅメでした。

その時の記憶が常に私を突き動かしているのだと思います。
今日は7月13日。チヌ釣りを始めたのが10月14日。あと、3か月で1年です。
明日は淡路島。その感動を求めてまた釣り座につきます。