KURODAI MANIA 〜クロダイマニア〜

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チヌブログ 房総と淡路で紀州釣り

初めての紀州釣り! 荒技計画 結果

遅くなりすみません。以下、初めての紀州釣りの釣果です。
 
キビレx1枚
其の他、ボラ、アジ、サバ、フグ・・・。
 
惨敗でした。
ああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・。
 
何故、どうして、WHY、ウェイシェンマ?
お世話になった有岡渡船の有岡さん目線で以下お伝えします。
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そろそろ、心折れているかなぁ。
今日(7月1日:日)は土砂降りだし、他の筏客も半分帰っちゃったし。
釣れないし、濡れるしで、筏の上で苦労しているんだろうなぁ。
 
プルルルルル!お、そのヒデなんとかから電話だ!
「あ、ヒデサーフライダーですが」
「どうしました?」
「あの。。。みなさん、トントンでしょうか?それとも、這わせているのでしょうか?」
いや、トントンとか這わせるの問題ではないのだけれど・・・
「きょ、今日は、し、潮が流れていないので這わせるのは難しいのでは・・・」
「ありがとうございます!」
まだ心折れていないよ、この人!!!!2日間もうちの駐車場で寝てるし、
なんか宝塚からこの三重県的矢湾に一人で来たっていうし、土砂降りだし、
磯竿だと厳しいだろうし。他の人は平均5枚釣っているけど、あのヒデなんとかって
人だけ、昨日も坊主だったらしいし。
しかし、普通、磯竿で来るか?筏に!しかもスピニングリールって。
あ、天気予報だ。
「今日は、お昼過ぎに雷雨を伴った雨雲が・・・」
ちょっと、様子を見に行くか。
 
 
「ヒデなんとかさん!どうですか??」
「サーフライダーね。はい。。。釣れません。どうしたら良いんでしょう???
隣の筏の人は、カップル二人で15枚釣ってますし、
向こうの筏からは年無しだって声も聞こえてますが、僕にはキビレ1枚だけです。。。」
「磯竿なんですね。」
「大ちゃんの釣りに行こうで、筏ですが磯竿のダンゴ釣りで釣れていたので
 釣れるかと思ったのですが。多分、僕はダンゴ釣りが初めてなので、
 まだ分かっていないんだと思います。ハリに鱗がついてきたのですが、ボラの
 擦れアタリってやつなのでしょうか?他の人と同じサナギでやってますが、
 ダンゴが割れると、直ぐにエサが無くなります。どうしたら良いのか・・・。」
「では、ヒデなんとかさん。雨もひどいですし、雷になるかもしれないので、雷が鳴ったら一度引き上げにきますね。」
「サーフライダーね。わかりました。雷が鳴らなければ続けます。」
まだやるの?この人!ガッツあるね。
 
 
「ヒデなんとかさん!納竿の時間ですよ。乗ってください。」
「・・・・・はい・・・・・。・・・・・わかりました・・・・。・・・あ、サーフライダーね・・・。」
ボボボボボ。
さすがに心折れたか。可哀そうだな。ちょっと声掛けてやるか・・・。
「ここのチヌはね。普通のチヌじゃないんだよ。」
「え?」
「筏ってのは、ほとんどが地つきのチヌでね。特にここのは型はデカいがいつも狙われてスレているから、エサをガブっと食い込むことはないんだ。磯や波止のチヌとは違う生き物だと言ってもいい。殆どヘラブナと一緒だよ。磯の回遊チヌは、遅合わせが基本でしょう。ただ、ここでそんなことしたら、まず釣れない。特にこの季節はエサ取りも多いので、アタリの中からチヌアタリを見極められないと厳しい。そして、チヌアタリと感じたら、即合わせなんだよね。だから感度が鋭くアタリが直接体感できる短竿が必要なんだよ。ウキでやる釣りじゃない。」
「そうなんですか・・・。」
「さぁ、着いたよ。」
 
「うわぁ、みなさん、良く釣れていますね。年無しも結構混じっているし。凄いなぁ。」
「宝塚から来たって言ってたな、兄ちゃん。ここは型がデカいよ。」
「僕はキビレ一枚でした。さっき有岡さんから慰めてもらいましたが、多分、ダンゴ釣りのうまい人はそれでも釣るんだと思います。高いですが、良い勉強になりました。金をかければ良いってもんではないですね。謙虚に腕を磨いていきますよ。」
「兄ちゃん、俺らはもう20年以上もチヌ釣りしてる。あっちの人は30年ね。」
「そんなに長いのですか?」
「ガッツがあるからうまくなるかもよ。ヒデなんとかさん。ただ、うまい人について習った方がいいぞ。お疲れ様。またここで会おうね。」
「お疲れ様でした。また来ますよ。・・・って、サーフライダーね!」

 

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