室津 2枚 フカセ
「おー、この前はどうだった?」
「一応、34㎝と24㎝の2枚だけだったけど、釣れて良かったよ。」
「そうか、そうか。はい、電話で解凍予約してたオキアミ3kg。」
「ありがとう、おっちゃん!白チヌも買うね。ところで、今日はどこでやったら良いかな?」
「そうだな。やっぱり室津が良いんじゃないかな。ここの目の前の鰯浜もいいよ。数釣れる。ただ、今は型がでないね。35㎝どまりだよ。」
「ふぅん。そこって堤防でしょ。」
「そう、外向きがいいね。乗っ込みの時は、人が多すぎて竿出せないよ。」
「へぇ、そうなんだ。。。今、エサ取りは?」
「出てきてるけど、まだオキアミ生で行けるよ。」
「ありがとう。そうだな。でもやっぱり地磯で釣りたいなぁ。」
「金ヶ崎は遠いからの。歩いて20分ぐらい掛かるし、今回も藻振鼻にしとったら?」
「そうだね。じゃ、行ってくる。」
「釣れたらまたおいで。」(オッチャンブログに載せてくれるらしい。)
さーて、釣るぞー。昨日のダイナミックな釣りと違い、今日はいつもの繊細なゲームオタク風マニアック釣りです。でもこれが楽しい。合っているかわからないけど、色んな推理をして、場所、仕掛け、エサを決めていく。その推理が当たった時の快感と、ブンブンと頭を振る引き、そして独特のオーラを放つ魚体に魅了されています。
ほどなくして掛かったのは、ボラ!
うわー。きしょい!
横長の口、黄色い目!お前はダースモールかレックーザか?!
それから掛かったのは、やっぱりボラ!
なんで黄色いの?目が!!うわー。邪悪!!
でも、カラスミはおいしいよね。こいつでも作れるのかな?
でも、今日はいいや。リリースリリース。
ちょっと潮が動いてなかったからなぁ。流れてくれないとボラの餌食になっちゃうよ。
=2時間経過=
潮が動き出したな。よし作戦実行。
コマセを潮下、目の前、潮上の順番に間隔をあけて投入。コマセの帯が出来上がる。そして、仕掛けは目の前のコマセ投入点の沖に投げ込んで、そこからゆっくり手前に引っ張ってくると、潮上に入れたコマセが、宙層でちょうど仕掛けにぶつかる。これで上層のボラはかわせた。あとは、そこからウキを自然に流して(ふかせて)、潮下で待つチヌのもとへ。。。。
釣れた!28cm。小さいなぁ。
28㎝ 通算18枚目
そして、また釣れた!こちらも同じく28cm。
結局、28㎝が2枚でした(通算18枚目、19枚目)
この後、潮がまた止まって厳しくなったので、納竿としました。他にも2人竿を出されている人がいましたが、こちらは釣れなかったようです。潮が動かず短い時合いで釣れただけラッキーでした。
「おっちゃん、28㎝が2枚だけだったよ! 30㎝以下だし、リリースしちゃった。」
「そうか、まぁ、釣れてよかったね。」
「うん。でもエサ取りが気にならない程度なので、また来るよ。「あれ、チヌ大会はいつだっけ?」
「明日だよ。今回は24人参加だよ。」
「そう。。。次回出たいな。」
「出たらいいよ。またおいで。」
「じゃ、おっちゃん。お疲れ様。バイバイ。」